オンライン会議で「結局、何が言いたいの?」と言われないために|画面越しで伝わる話し方
最終更新 /Mocovit|モコビット
自分の番が回ってきて、経緯から順番に話していく。話し終えたあとに少し間があって、「えっと、つまりどういうことですか?」と聞き返される。オンライン会議で、こんな経験はありませんか。対面なら相手の表情を見ながら途中で軌道修正できますが、画面越しではそれが難しくなります。この記事では、話す内容はそのままで、伝わり方を変えるための工夫を、言い直しの例文と一緒にまとめました。
画面越しだと、なぜ伝わりにくくなるのか
理由は大きく2つです。ひとつは、相手のうなずきや表情が小さくしか見えず、「伝わっているか」を確かめながら話せないこと。もうひとつは、音声がわずかに遅れたり途切れたりして、話の切れ目がつかみにくいことです。
つまりオンラインでは、話しながら調整するのが難しい。だからこそ、話し始める前の「組み立て」で差がつきます。
最初の一文で「何の話か」を言い切る
一番効果が大きいのがここです。経緯から話し始めると、聞き手は「この話はどこに向かうのか」がわからないまま聞き続けることになります。
よくある言い方先週から進めている件なんですが、先方の担当の方が変わったこともあって、スケジュールを見直していまして……
伝わる言い方納期について相談です。1週間延ばしたいと考えています。理由は2つあります。
「何の話か」「結論は何か」「このあといくつ話すか」を最初に言っておくと、途中で音声が途切れても、聞き手は話の筋を見失いません。いわゆるPREP法(結論→理由→具体例→結論)の考え方ですが、型を覚えるより、まず最初の一文だけ変えてみるのがおすすめです。
「〜で、〜なので」をやめて、短く切る
一文が長くなるほど、画面越しでは聞き取りにくくなります。とくに「〜で、」「〜なので、」「〜ですが、」で文をつないでいくと、話している本人も着地点を見失いがちです。
よくある言い方資料は昨日送ったんですが、一部数字が古かったので差し替えていて、今日中には最新版を共有できると思うんですが……
伝わる言い方資料の一部に古い数字がありました。今日中に最新版を共有します。
文を区切ると、自然と話すスピードも落ち着きます。数字や固有名詞の前に少し間を取ると、聞き間違いも減ります。
区切りで、相手に確認を返す
対面なら相手の表情でわかることを、オンラインでは言葉で確かめます。話のまとまりごとに、一度止まるだけで十分です。
- 「ここまでで、気になるところはありますか?」
- 「次は費用の話に移りますね」
- 「〇〇さん、今の点は問題なさそうですか?」
確認を入れると、聞き手が話に戻ってくるきっかけにもなります。
発言するときは、名乗ってから入る
人数が多い会議では、発言がかぶったり、タイミングを逃し続けたりしがちです。「〇〇です。今の点に一つだけ補足させてください」と、名前と「どのくらい話すか」を先に言うと、場が整理されて入りやすくなります。
自分の話し方は、録画で一度見てみる
ここまでの工夫は、知っていても実際にできているかは自分ではわかりにくいものです。Zoomなどの録画機能で自分の発言を見返すと、「最初の一文で何の話かを言えていない」「語尾が聞き取りにくい」など、意外なクセに気づけます。
Mocovitのレッスンでは、オンラインでも実際に話してもらいながら、話の順番・要点・伝わり方のズレを一緒に確認し、「どこをどう変えると伝わりやすくなるか」をその場でお伝えしています。大切にしているのは、上手に話すことよりも、相手に伝わる形に整えることです。